実例紹介~海外で鍼灸指導~|これだけは知っておきたい鍼灸師の仕事|北海道鍼灸専門学校
これだけは知っておきたい鍼灸師の仕事

実例紹介~海外で鍼灸指導~

外に出向き、身につけた技術を広めるのが使命

那須 博文さん(友好鍼灸院)

北海道鍼灸専門学校 夜間部第27期生(2003年卒業)

50歳までは企業に勤めていましたが、退職を機に新たな人生をはじめようと思い、世界平和巡礼に参加。アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなどを1年1カ月かけて巡りました。医療の普及していない多くの地域を目にして決心したのは、そうした地域に暮らす人たち「養生の考え方」を伝えることです。

養生の考え方を伝えるために、帰国後、40歳から取り組んでいた気功のレベルアップをめざしました。まずは気功の土台である中医学を勉強するため北海道鍼灸専門学校へ入学。鍼灸治療を学ぶつもりはありませんでしたが、在学中、高齢者が身体の不自由さに苦しむ様子を見て、助けることはできないだろうかと思うようになりました。そこで、気功と養生を伝えるだけではなく、しっかり治療もできる鍼灸師になろうと考えを改めました。

鍼灸師になってからも海外での巡礼を続けており、特にネパールへは年に1回訪れています。小さな村には医療機関が少なく、十分な医療が受けられないのが実態です。現地の人々への治療はもちろん、気功で経絡を通す運動など、養生の考え方を教えています。治療院で患者さんを待つだけでなく、外へ出向いて身についた知識と技術を広めていくことが、私の役割だと思っています。

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