ごあいさつ|本校について|北海道鍼灸専門学校
本校について

ごあいさつ

理事長 笠井 正晴

鍼灸は東洋医学思想の健康観にもとづく健康やウェルビーイング(よりよく生きる)を求める考え方、実践法です。経絡(けいらく)と言われるツボの流れを学び、自律神経のバランスを整えるほか、疼痛を伴う慢性疾患等に対しても治療効果が期待されます。鍼灸師は国家資格であり、治療院の開業や医療機関で勤務をしながら、奥深い東洋医学の学問探求を終生続けることができます。
本校は全国でも珍しい鍼灸師育成の単科校として1974年に創立しすでに50周年を経ており、地域医療はもちろん、広く世界へ羽ばたく優秀な鍼灸師を数多く輩出してきました。日本は今後さらなる高齢化社会を迎えることから、運動機能低下や体調不良を訴える方々にとって鍼灸の効能はますます役立ちます。鍼灸は西洋医学の良い点を取り入れ、西洋医学では治しきれない領域の補完あるいは統合治療の一翼としての役割をも担っております。
医療や介護における連携性、さらにスポーツによるけがや回復のケアとしてのスポーツ鍼灸、美容としての鍼灸、健康維持や未病のための鍼灸など対象領域はますます広がっています。実際の治療においては、特定の疾患に対して保険治療を、また多様な症状や病状に対する自由診療を行うことができ、多くの鍼灸師は自由診療も取り入れて治療にあたっています。
本校は「礼節と心」を教育理念として掲げ、思いやりのあるやさしさと慈愛の心で患者さんに接することのできる医療人の育成をめざしています。北海道鍼灸専門学校は、若者から年齢を問わず鍼灸師をめざす方々がともに学ぶ校舎(まなびや)です。仲間とともに国家資格を取得し、人生を切り開いてきましょう。志あふれる未来の鍼灸師をお待ちしております。

学校長 川浪 勝弘

本校は1974年の創立以来、50年以上にわたり、鍼灸医学の教育と研究を通じて、多くの優秀な鍼灸師を育成してまいりました。
本校の教育理念は「礼節と心」であり、医療人として患者さん一人ひとりの「こころと身体」に寄り添い、真摯に治療にあたる鍼灸師を育成しています。
現代社会において医療の進歩は目覚ましいものがありますが、一方でストレスや生活習慣の乱れによる体調不良に悩む人も増えています。健康は人にとって最大の幸福であり、何よりも大切にすべきものです。鍼灸は「未病を治す」と言われるように、病気になる前の段階で体のバランスを整え、自然治癒力を高める優れた医療です。東洋医学の果たす役割はこれからさらに重要性を増していくでしょう。
また、本校では学生の皆さんが安心して学び続けられるよう、さまざまな支援制度を整えています。奨学金制度を設け、意欲ある学生を経済的に支援しています。そのほかオリジナルの国家資格対策アプリや個別指導を通じて、学生一人ひとりに寄り添った指導を行い、高い国家試験合格率を維持しており、2024年度の国家試験合格率は道内鍼灸科一となりました。さらに附属臨床実習センターでの臨床実習では、実際に患者さんと向き合うことで現場での経験を積み、即戦力となる技術を取得することができます。
鍼灸は単なる治療技術ではなく、人の痛みや悩みに寄り添い、その人の人生をより良いものへと導く仕事です。本校で学び、国家資格を取得し、地域医療や社会に貢献できる鍼灸師として活躍しませんか。皆さんとともに学びあえる日を、心より楽しみにしております。将来、鍼灸師として羽ばたけるよう、共に歩んでいきましょう。

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