高畠 裕介|卒業生を知る|北海道鍼灸専門学校
卒業生を知る
高畠 裕介 さん
開業

高畠 裕介 さん

昼間部17期(2020年卒業)
さわやか鍼灸整骨院≪南5条≫ 

柔道整復師として整骨院を開業、その後就労継続支援事業所を複数立ち上げ、経営に携わりながら本校へ入学。鍼灸学修士。株式会社リハビリ介護、株式会社ハイ・フィールド 代表取締役。

さまざまなフィールドと鍼灸をつなぎ、
鍼灸師をみんなが憧れる職業に

自分が将来何をしたいのか見つけられず、高校を卒業後インドネシア、タイ、インド、ネパールなど海外を旅したことがすべての始まりでした。カンボジアで道路をつくるボランティアに参加。そこで、現地の人たちが腰や身体の痛みを訴えて工事が継続できなくなるトラブルがありました。このとき頭に浮かんだのは“みんなの身体がよくなれば工事は中断することなく道路が作られるし、そうなれば社会全体ももっとよくなる”ということ。人のために何かをするのは当たり前で、自分の楽しみでもある。であればそれを仕事にしていこうと考え、帰国後に柔道整復師の資格を取得しました。

自分自身、小学生のときに学校へ行くのが嫌だったんです。大人になっても、“仕事が辛い、仕事に行きたくない”と思うことはありますよね。一日の半分近くの時間を仕事に充てているのに、そのままじゃ人生がもったいない。自ら今日も仕事がしたいと思える場所が必要で、それがないなら自分で作ればいいと考え、まずは整骨院を開業。数年後にはデイサービスや障がいのある人の就労を支援する事業所を立ち上げました。

整骨院でさまざまな患者さんに関わっていくうちに気がついたのは、心の病気があると症状がなかなかよくならないということでした。また事業所に通う精神疾患のある人たちもたくさんの薬を飲み続けていて、それでも死にたいと思ってしまったり、パニックを起こしたり、なかなか良くならない状態で見えない病気と戦っていました。こうした心の問題に対処できるのが東洋医学なんじゃないかと思い、鍼灸治療に興味をもったんです。整骨院と事業所の仕事が軌道にのったタイミングで北海道鍼灸へ入学。それでも時間のやりくりが大変でくじけそうになったときもありましたが、妻の支えがあって無事に3年間で卒業することができました。

その後も鍼灸の勉強を続けるために通信制大学院へ進学。「精神疾患と東洋医学の関連性」について研究し論文をまとめ、全日本鍼灸学会でも発表できました。次は新たな事業としてキャンプ場の開設準備中です。そこに鍼灸を絡め、アウトドアでできる養生に取り組んでいくことを計画中。鍼灸師という仕事はもっともっと活躍できると思っています。鍼灸以外のフィールドにも積極的に鍼灸を絡め広げていきたい―鍼灸師をみんなが憧れる仕事にするのが次の私の目標です。

リンク:さわやか鍼灸整骨院≪南5条≫

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