【徹底比較】鍼灸師になるには専門学校 or 大学?|お知らせ|北海道鍼灸専門学校

コラム

【徹底比較】鍼灸師になるには専門学校 or 大学?

鍼灸師は、鍼や灸を用いて身体のバランスを整え、痛みや不調を改善する専門家です。

「鍼灸師になるには専門学校と大学、どちらに進学すればいい?」
「それぞれの違いは何?」

そんな疑問をお持ちの方へ、この記事では鍼灸師になるための2つの選択肢、専門学校と大学を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご紹介します。

この記事を読むことで、将来の目標に向かって一歩踏み出すためのヒントが得られるはずです。

 

鍼灸師になるための道

鍼灸師になるためには国家試験に合格し、「はり師」「きゅう師」の免許を取得することが必須です。

一般的には、大学または専門学校で3年以上、鍼灸に関する専門的な知識や技術を学びます。鍼の刺し方や灸の据え方、身体のツボについてなど、幅広い分野を体系的に習得し、国家試験に備えます。

 

専門学校と大学どっちがいいの?

専門学校は、大学よりも履修期間が1年短いため、鍼灸師としてより早く現場で活躍したい方におすすめです。実技の授業が多いことも特徴です。

◆専門学校

【授業内容】鍼灸に特化した内容が中心

【年数】3年制が一般的

【方向性】はり師・きゅう師として働くことを目指す

大学は、鍼灸の知識をより深く掘り下げ、幅広い教養を身につけたい方に向いています。卒業後は治療院や病院などで鍼灸師として鍼灸治療を行うだけでなく、研究者や医療系以外の仕事に進む人もいます。

◆大学

【授業内容】鍼灸に加え、教養科目や他の医療分野も学ぶ

【年数】4年制

【方向性】はり師・きゅう師だけでなく、研究者や医療系以外の仕事も視野に入れる

鍼灸師になるには養成課程を必ず3年以上学ばなければいけません。2年制の短大では鍼灸師を目指すことはできないので注意しましょう。

勉強する内容のちがい

大学と専門学校、どちらを選ぶか迷っている方は、ご自身の学びたいことや将来のビジョンに合わせて選択することをおすすめします。

◆専門学校

【認可】厚生労働大臣

【教育内容】国家試験合格に必要な知識・技術に特化・実践的な技術の習得に重点を置く

【学習時間】1日2時限の授業(夜間部もある。土日に授業をする場合もある)

【特徴】実践的な技術を早期に習得し、即戦力になる鍼灸師の育成を行う

◆大学
【認可】文部科学大臣

【教育内容】国家試験合格に必要な基礎知識・一般教養・学術的内容など幅広い

【学習時間】1日3-4時限(月~金曜、大学によっては土曜)

【特徴】学術的な知識を深め、幅広い視野を持った鍼灸師を育成する

 

大学ではどのような学部で学ぶの?

鍼灸師を育成する学部は、大学によって名称が異なりますが、鍼灸学科や鍼灸学専攻といったように、学科名に「鍼灸」という言葉が含まれていることが多いです。また、多くは医療系学部に設置されています。

なぜ医療系学部と呼ばれるのでしょうか?答えは、鍼灸は医療行為の一つとして位置づけられているからです。

鍼灸師になるためには、医療に関する幅広い知識や技術を習得し、国家試験に合格する必要があります。

大学の医療系学部で学ぶことの一例

【1年生】解剖学・生理学などの基礎医学

【2年生】現代医学・東洋医学の基礎知識

【3年生】臨床鍼灸学

【4年生】4年間の復習や実習

医療の基礎となる知識を学ぶことができるだけでなく、鍼灸の専門的な知識や技術も体系的に学ぶことができます。

 

専門学校ではどんな授業内容なの?

専門学校では、将来患者さんと直接向き合う鍼灸師になるために、実際の臨床現場を想定した実践的な授業を多く取り入れています。

専門学校で学ぶことの一例

【1年生】東洋医学・西洋医学の基礎、実技の基礎

【2年生】東洋医学・西洋医学の臨床論、実技の応用

【3年生】実践的な鍼灸臨床論・臨床実習への参加など
 

 

学校を決める際のポイント

鍼灸師になるための第一歩は、自分に合った学校を選ぶことです。たくさんの学校の中から、どのように選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
ここでは、鍼灸の学校を選ぶ際に、特に注目したいポイントをいくつかご紹介します。

実践的な教育環境が整っているか

鍼灸は、知識だけでなく、実際に手を動かす技術が非常に重要です。そのため、実践的なカリキュラムが組まれているか、十分な実習時間が確保されているかなどを確認しましょう。

少人数制の授業(実技):技術を学ぶため、少人数であることでより丁寧な指導を受けられます。

充実した実習施設:模擬患者を用いた実習や、実際の患者さんを対象とした実習などに使用される施設を確認しましょう。実践的な環境で学ぶことは重要です。
 

就職支援が充実しているか

卒業後の進路が気になる方も多いでしょう。学生の希望に合った就職支援やその後の将来性にしっかりと向き合ったサポートがあるか確認しましょう。

キャリアカウンセリング:個別相談を通して、自分に合った就職先を見つけられます。

求人情報の提供:豊富な求人情報の中から、自分に合った仕事を選ぶことができます。

模擬面接:面接対策など、就職活動に必要なスキルを習得できます。

学校の評判や実績

ホームページや資料だけでは学校の雰囲気が分かりません。オープンキャンパスや学校説明会に参加したりして実際に学校の様子を見学し、先生や学生に話を聞いてみることをおすすめします。

卒業生の活躍:卒業生がどのような場所で活躍しているか、卒業生の声などを参考にしましょう。

国家試験合格率:国家試験の合格率が高い学校は、教育の質が高いと言えるでしょう。

学校の歴史:長く実績のある学校は、信頼できるでしょう。

 

専門学校で学ぶメリット

専門学校で学ぶメリットは、3年という短い期間でしっかりと実践を積めること、さらに経済面でも優れていることなどです。鍼灸師として活躍するために必要な知識と技術を、短期間で習得できるよう設計されています。

他にも以下のようなメリットがあります。

1年生からの豊富な実習:基礎の実技の時間が多く、優れた鍼灸技術の習得に役立ちます。

多様な分野への対応:鍼灸が求められるスポーツ・美容・福祉など、様々な分野に対応できるよう、幅広い知識と技術を習得できます。

就職・開業サポート:卒業後の進路をサポートしてくれる学校も多く、就職活動や開業の準備をスムーズに進めることができます。

また、大学と比べて鍼灸に関する専門的な知識と技術に特化しているため、短期間で卒業できます。そのため、学費を抑えられる上に効率的に学べます。

 

まとめ

大学で鍼灸師になるためには医療系学部を選択し、鍼灸学科や鍼灸学専攻といった名称の学科に入学することが一般的です。

鍼灸の専門知識に加え、医療に関する幅広い知識を学ぶことができます。鍼灸の知識を深く学びたい方、将来研究者や教員を目指したい方、幅広い選択肢を検討したい方へおすすめです。

専門学校は、鍼灸師としてのキャリアを早くスタートさせたい方や、実践的なスキルを重点的に身につけたい方。学費を抑えたい方短期間で効率的に学び、卒業後はすぐに活躍できるよう指導します。

どちらを選ぶのが良いかは、あなたの目標や将来のビジョンによって異なります。

鍼灸師になりたいけど進路に迷っているという方は将来の夢を明確にし、自分に合っている学び方を選びましょう!


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