「調子が悪いのだけれど、病院に行って検査を受けたら問題無いと言われた…」
本校附属の臨床実習センターには、このような訴えで来院される方がいらっしゃいます。
はっきりとした病名がつかないのですから、「病気ではない」といえるのでしょうか。
東洋医学ではこのような状態を未病(みびょう)と表します。未病とは病気になる前の段階のこと。やや体のバランスが崩れている状態です。このような状態の時には、どのような原因でどういったバランスの崩れが起きているのかを東洋医学独自の診察方法で把握し、治療方針を組み立てます。
…これでは具体的なことは何もわかりませんね。
実は、東洋医学に基づく治療は患者さんとお話ししながらその場で治療を組み立てる事が多いのです。
このように書くと「自分にもできるかな…」と少し不安になる方がいらっしゃるかもしれませんが、患者さんの心や身体のバランスが崩れているわけですから、治療のヒントはすべて患者さんにあります。よく観察し、しっかりとお話をうかがうことで治療の糸口は見つかるのです。